スティーブン・R・コヴィー著の『7つの習慣』のまんが版としてのシリーズ3作目となる今作品。
私個人としては、これまでの2作よりも更に心に突き刺さる素晴らしい内容だと感じました。
本作では、7つの習慣のうち下記の3つの習慣を中心にストーリーが展開していきます。
第3の習慣【最優先事項を優先する】
第4の習慣【Win-Winを考える】
第5の習慣【まず理解に徹し、そして理解される】
原著『7つの習慣』を途中で読むのを挫折した私ですが、このまんが版はやはりとても読み進めやすく、1章毎にまんがの内容の後に解説ページが続くので、頭に残りやすい構成だと思います。
私が本書の中で特に心に刺さり、直に実践したくなったポイントは2点ありました。
1点目は
相手の信頼口座に信頼を預け入れる(信頼される行動をとる)ことで初めて、相手からも同等の信頼を示してもらえる。
です。
「信頼される行動をとる」ことを習慣化する為に改めて自分自身に課したアクションは、
– 大小に関わらず他人そして自分自身と約束した事は守る。
です。
私はこれまでの人生を改めて振り返ると、約束を軽く見てしまっている事が少なからずありました。
- 約束した友人との飲み会に直前になってキャンセルする。
- 事前予約したセミナーに当日理由をつけて行かない。
- 年初め等に設定した目標に対して、なにがなんでも達成するという意思が時間が経つにつれて薄くなり、最後には先延ばしにする。
等々
私のその行動によって、相手の心の中にある自分の信頼口座の残高は限りなく低くなり、相手から信頼を引き出す事ができなくなっていたんだと思います。
そして、自分自身に対しては、「目標は達成できなかったけど、その分他にできた事があるから、その目標は次でいいや」などと言い訳する体質が出来上がる結果になりました。
そんな私の目を覚ますきっかけとなった節目が2011年と2014年1月にあるのですが、これについては長くなるので、別の機会にお話させて頂きます。
とにもかくにも約束を守る。どうしても約束を守る事が叶わない状況になったら、直に誠意を持って約束相手に事情を説明し、代替え案を伝える。本当、肝に銘じます。
2点目は
相手の言葉を観察してより的確に聴く
です。
「相手の言葉を観察してより的確に聴く」ことを習慣化する為に改めて自分自身に課したアクションは、
– 自分にとって一番身近で一番難しい妻の言葉を的確に聴く
です。
とかく仕事を終えた後、その日あった出来事を話す妻の言葉に耳を傾ける事が自分の中では全くできていません。
この本を読み終えた後に改めて自分の聴く態度を思い出しますと、
- 妻が会話している最中、視線はテレビや本を見ている。
- あいづちが適当。
- すぐに自分の話に持っていこうとする。
等々、今書いていても、なんて自分は嫌なやつなんだと自己嫌悪に陥りそうになります。。
これでは、妻の心の中の信頼口座の残高が減ってしまっても仕様がない行動を私はとっていました。
そこで、私はその日の夕食後の団らんでは、意識的に妻の話に共感しながら聴く事を実践しました。すこしづつ信頼口座の預金を増やしていこうと思います。
人の習慣は良いものでも悪いものでも一度身に付くと中々変える事が難しい事は私含めて皆さん実感されている事と思います。
そして、ある行動を2週間続ければそれは習慣に変わるとも聞きます。
もしもこの記事を読まれている方で同様の思いにあたる方がいらっしゃれば、良い習慣を勝ち取るために共に頑張りましょう。
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